ISBN:4063338215 コミック 加藤 元浩 講談社 ¥390

同じ作者の描いてるQEDって作品が好きだったんですが、こっちも結構面白い。
幼い頃の記憶をあまり持たない主人公、水無 葉の前に現れたRという男。彼との出会いが、平凡な葉の運命を変えた。
R、そして葉自身が自ら謎を解いて手に入れた情報は、少しずつ蓄積されていき、やがて葉の過去を弾き出す。

真実しか売らない情報組織TE。Rはそこで、仕事をこなし、ロケットの部品を報酬として得ていた。
 そう、彼の真の目的は、自らの手でロケットを作ることだった……。

最初は何も知らずにRに引っ張られ、助けられたり、ヒントをもらったりしている葉だけど、巻を追うに連れ見え隠れしてくる冴えた推理力。Rの影を追うように、少しずつ逞しくなってく葉の成長も見所かも。

あと、なぜか時事、経済とかに強くなるかも知れない。京都議定書、とか株の仕組みとか、そんなんもぽんぽん出てくる。(空売りの仕組みはこれで初めて知ったのでしたー)

なぜか新刊が出るとつい買ってしまう、そんな一冊です。

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